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2006年 04月 15日
私が日本に出張旅行中(果たして出張という言葉が適しているのか微妙ですが・・・)、マコト君(夫)は、とんでもない所に、出張旅行していた。
ワイオミン州ってご存知ですか? カナ変換したら『ワイ尾民』と出るくらいだから、かなり、マイナーな州なのだと思うけど、かの映画、『ブロークバック・マウンテン』の舞台となった場所(映画はカナダで撮影されそうだが)です。 雄大な自然の中で、某お酒メーカーのクライアントと広告写真の撮影サポートをしてきたそうです。 で、私がちょっといいな。と思った話というのがあるのですが・・・。 撮影開始からしばらくの間、ロケーションの天候が悪く曇り空のため撮影が思うように進まず、日程とコストを気にしたスタッフ全体に焦りムードが漂いはじめたのだとか。 まさに、ブロークバックマウンテンの山々を撮影するのが目的だったのだけれど、天気が悪いと始められない。 重い空気が流れる中、マコト君(夫)は、もう少しで、「この山だったら、わりと簡単に作ることができるけど。」と皆に言ってあげたくなったのだそう。広告用の模型やセットを作るのが彼の仕事でフェイクの山なぞは、もう、何十回と作ってきて、彼にとったら手慣れたものなのなんですね。のど元まででかかっていたその言葉を何度か飲み込み、皆と一緒に天気待ちをしていたのだそう。 ・・・・と、突然、雲がサーッと引き、一気に、辺り全体が、晴れ渡ったのだとか。 その時の山の風景を目にした瞬間、彼は、“作れる”などという言葉を、口に出さなくて本当によかった!!と、心底、思ったのだそうです。 雄大な自然を前にしたら、人の技や人工の力など、決して太刀打ちできない。 作れない物など何もないと思っていた彼も、自分が自然に対して傲慢になっていたことを恥じたのだと言う話。ちょっといい話と思いませんか? (え?・・・・私だけ!?) ところで、この撮影には、スタッフの案内人として現地のカウボーイが、付いてくれていたのだそう。 自然と映画の話となりスタッフの一人が、「あの映画を見た?」と、問うたところ、そのカウボーイさん "No, ・・・It's not my cup of tea." という答えが返ってきて、一同、シーンとなったそうです。 it's not my cup of tea・・・・なんかちょっと教科書英語みたいだけど、"趣味じゃない”っていう意味なんですねー。 多分、この地域でのゲイに対する偏見は、映画の頃とそう大きな変化がないのだと思うし、彼の返答は、至極当然のもだったのかもしれません。
by REIKO_NY
| 2006-04-15 21:28
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